★成果報酬制度の最大のデメリットを解決する方法を思いつきました
ども。専業アフィリエイターの半兵衛です。
アフィリエイトの組織化を進めています。
雇用形態ですが、スタッフには一つのサイトを担当してもらい
固定費+担当サイトの売上成果報酬
といった成果報酬制度を導入しています。
この成果報酬という形式は頑張れば頑張るほど、スタッフの報酬も増えていき、そして、会社としての全体の売上もあがるので、とても画期的ないい方法だとおもっていたのですが・・・・。
先日、この成果報酬制度のデメリットに気づかされました。
今回は成果報酬制度の最大のデメリットとそれに対する対応策について書かせていただきます。
現在のアフィリエイト組織化の状況
本題に入る前に現在の組織化の状況を簡単にお話しさせていただきます。
私は2015年より事業拡大、完全仕組化を目指し、アフィリエイト事業の組織化をはじめました。
(参考:アフィリエイトの組織化を始めました!【成果報酬型契約で雇用の連鎖を広げる】)
雇用形態は
週二日勤務:固定費5万円+担当サイトの利益×30~50%
週一日勤務:固定費3万円+担当サイトの利益×30%
といった感じで、週一勤務と週二勤務の二パターンの形態で
“その人の人生を形にする” をモットーに一人一サイト、その人の得意なこと、興味のあること、今まで体験してきたことを中心にその人にしか作れないサイトを作っていってもらっています。
成果報酬制度で頑張れば頑張るほどスタッフの報酬も増える形式でかつ、自分の興味のあること、作りたいサイトを作れるのでやり甲斐もあり、WINWINな感じで、楽しく仕事をしてもらえる画期的な方式だと思っていました。
実際、AGAクリニック体験サイト やうさぎサイト と言った、良質なサイトができており、売上も10万突破するサイトも出てきて順調な感じで、成果報酬制度に手応えを感じていました。
そんな噂が広まったのか、働きたいという人も増えてきていました。
私は元々会計士として働いていたのですが、前の職場を中心に私のところで働いてみたいという人も増えていき、スタッフの数は6名になりました。うち、会計士は4名で、優秀な人を比較的安く雇うこともできて、会社としても順調な感じがしていました。
現在のスタッフとサイトの状況ですがエクセルにまとめてみましたので拡大してみてください。
上述の通り、一緒に働いてくれるスタッフは最大6名まで増えました。
しかし・・・・2名ほど、恐らく自然消滅しております。
やはり、ビジネスというものはずっとうまくいくということはないのですね。
辞めてしまった人はいずれも会計士で高給取りなところはあるので、やはり、ちょっとうちの給料では割に合わなかったのかもしれませんね~。
最初の時から興味本位でとりあえず一度やってみたいなという感じだったので。
ただ、辞めっていった人のサイトを手直ししたところ、売上1万円近く上がるようになったので、それはそれで価値はあったと思います。
離職率ゼロを目指していましたが、まあ仕方がありませんね。
去る者は追わず、今のみんなで頑張っていこーーー!!という感じで考えています。
そして、気になる売上の方ですが、3年経っても良くて10万円前後と、なかなか厳しい感じではあります。
ですが、ほとんどお任せで仕事をしてくれていますし、自分がやっていないジャンルの特単をもらえたりと、長期的にみて組織化は意味があるな~と思っています。
今後はさらに黒字化できるように今の形態で頑張ってもらえればと思っています。
成果報酬制度の最大のデメリットとは?スタッフからの不満をきっかけに気づく
当初目標にもしていた「離職率ゼロ」は無理でしたが、上記のまとめ表のとおり、3年も長く続けているスタッフもいて、売上もジワジワ増えてきて、この調子でどんどん規模を拡大できるのではないかと、組織化にも手応えを感じていました。
ですが・・・・「2018年4月アフィリエイト収入報告」でも書かせていただきましたが、先日、また新たな問題が発生してしまいました。
先日、一人のスタッフから久々に飲みに行こうと誘われて・・・・
スタッフ
「最近はなるべく効率的に作業を終わらせて、報酬を維持するくらいで手を抜いていた」「頑張れば100万円行く自信はあるけれど、現状の報酬形態ではやる気が起きなくなった・・・」
いやいや、なかなか成果報酬30%もくれるところないよ?
週二日勤務で働く時間が変わらないのにどんどん報酬が上がるのはすごいことなんやで・・・!
現状、週二勤務の人の報酬形態は
固定報酬:月5万円
成果報酬:
15万円まで×30%
15万~50万円×40%
50万円~100万円×50%
100万円~ ×30% 随時固定報酬もアップさせていく
という感じなのですが、100万円を超えた部分については30%に戻るので、こうなってしまうと、そもそも100万円以上を稼ぐ気がなくなってしまうのだそうです。
私としては100万円を早く達成してほしいがためのボーナス的な措置のつもりだったのですが・・・。というか30%でも十分高いと思うんだけど・・・。
スタッフ
「今のサイトはすべて俺がやっているようなものなのに、このまま頑張っても半分ももらえないのはおかしい」
頭が真っ白になりましたが、反論する言葉も出てこずでした・・・
そして要求としては・・・
スタッフ
「これまでの固定費は返却し、今後も固定費はいらないので、サイトの利益の80%をくれと。後は好きなように好きな時に更新させてほしいと。」
いや~、それはサイトの8割の権利が欲しいということなのかい。
全くもって理解ができませんでしたが・・・・スタッフ目線だとそうなるようです。
スタッフが満足しているものだと勘違いしていた自分には本当に反省なのですが、ちょっと衝撃でしたね。
確かに全部をお任せしていて、私は何もしていない感じになっているので、そう思う気持ちもわからないでもないですが、それでは何のために組織化をしているのかがわからなくなってしまいます。
経営者である私は稼げるようになるかわからないけど、リスクを負って毎月5万円を支払っているわけです。
なので、仮に3年経っても1万円も稼げなかったとしても、これまでの固定費を返してくれなんて言えないわけです。
その代わり、うまくいったときはリスクに見合うリターンを得ることができるはずなんです。
そもそも、組織化をして、毎月固定費を払っているのも、ほっておいても稼いでくれる仕組みを作ることが第一にあるんですよね。
なので、うまくいったときだけ、固定費を返すから8割の利益を得るなんて言うのはちょっと市場の原理からしても理解できないところではあります。当然、1万円も稼げていなければこのような話にはならなかったでしょうから。
と、文句を言っても仕方がありませんよね・・・。
事実としてスタッフのやる気がなくなっているのをなんとかしなければなりません。
このままではいずれ崩壊していたと思いますので、早い段階で本音を言ってくれたスタッフには感謝すべきです。
そして、報酬とは別にもう一つの不満がありました。
それは
「俺のサイトを勝手にさわらんでくれ。俺に任せてくれ。」
というものでした。
これは、私も大いに反省でしたね。
重要感を持たせる、信頼する、というモットーから外れた行為をしていましたね。
もちろん、サイトをいじったのも売上を伸ばすため、良かれと思ってやっていることなのですが、敬意を欠いた行為だったのかもしれません。
結局、このスタッフとはサイトをすべて任せて、月30万円達成する前で今までの報酬形態で頑張ってみて、それでも不満があったらまた言うということで決着しています。
その後は、一緒に作業をすることはしていませんが、しっかりとサイトを更新してくれて、アクセスも売上も伸びてきています。
ただ、もともと利害関係のない友達だっただけに、以前のような関係には戻れないのかなと思うとちょっと辛いところがありますね。
やっぱり仲のいい友達とは一緒に仕事をしない方がいいのかもしれませんね。そういった壁を乗り越えた熱い信頼関係を築ければいいのですが・・・。
そして、この件を他のスタッフにも相談すると、俺もそう思う!的な感じでプチ炎上しましたが、まあ、なんとか続けてもらっています。
最高の方式だと思っていた成果報酬制度ですが、まさかこんなことになろうとは・・・。
成果報酬制度の問題点をまとめると
現状の組織化の問題をまとめると
- 一人一サイト担当であるがゆえに売上が自分一人の力で上がっていると思ってしまう。なので、もっと報酬をもらう権利があると思ってしまう。
- サイトに愛着が湧きすぎて他の人がさわると良くない
- 成果報酬を途中で下げると激オコになる
- 利益が見えてしまうので売上に対しての取り分が少ないと感じる
という感じで、一人にすべてのことをお任せすると、自動化できるというメリットはあるものの、上記のようなデメリットが生じてしまうことがわかりました。
経営者目線でしか考えていなかったので、考えさせられましたね・・・。
でも、成果報酬制度は結果も出てきているし、差別化されたコンテキストないいサイトができていると思うので、メリットはあるのですが・・・。
とはいえ、サイトに愛着もあるので、皆で一つのサイトを作るとかは嫌がるだろうし・・・・。
何か解決策はないかとダイエットブルブルマシーンに乗りながら考えてみたところ・・・・
良いアイデアが浮かびました・・・!!
成果報酬制度のデメリットの改善策 一人の力だけでないことを気づかせつつ全体の売上もアップさせる方法
成果報酬制度でスタッフ一人に一つのサイトを任せるというのはその人にしか作れない良いサイトができるのでメリットは高いと思います。
そして、WordPressですべて任せて、ASPにもログインさせて、アフィリリンクも貼ってもらって、売上も見てもらっているので、すべてお任せできてラクチンというメリットもあります。
ただ、自分が一人で全部やっているのに利益の半分ももらえないのはおかしいという気持ちがわいてしまいます。
とはいえ、自分のサイトに愛着もあるので、誰かに記事を追加されたり、いじられたりするのは嫌なわけです。
そこで、思いついたのが・・・
「サブサイトを作る」
ということです。
つまり
「担当サイトで見つけた穴ワードに特化したサイトを別のスタッフが主に外注記事で作って利益を折半する」
という方法です。
つまりどういうことか。
サイトを作ってもらっていると
「え!?こんなキーワードから発生するんだ!」
といった穴ワードを見つけることがありますよね。
もしくは
「これはサイトの色とは違うけど、こんなコンテンツを追加したらもっと稼げるようになりそう」
といったことを思いついたりしますよね。
うさぎサイトにしてもAGAサイトにしても不動産サイトにしても、やっていくうちに見つかるキーワードやアイデアが出てきます。
(例えばうさぎサイトとかで○○サプリとか○○の申し込みとかに良い案件やキーワードが見つかったりとか)
でも、そのスタッフはそのキーワードについてあまり詳しくなかったり、サイトの方向性と違ったりするので追加するのをためらうコンテンツだったりもします。
もちろん、それも担当スタッフが書いてくれたり、外注してくれたりしたらいいのですが、ちょっと手一杯ですし、担当スタッフには自分にしか書けない記事に集中してもらいたいです。
そこで、担当スタッフとは別のスタッフ(実は8月からフルタイムで働いてくれる予定の人がいるのですが)が、外注で別のサブサイトを作ってもらいます。
そして、その売上(外注費等を差し引いた利益)を二人の成果報酬に配分するというわけです。
例えば担当している本サイトの売上が50万円あり、サブサイトの売上が30万円であれば、30万円×50%分の15万円が売上に加算され、そのスタッフは合計75万円に成果報酬がかかるようになるというわけです。
これであれば、自分一人の力だけで売上を上げていたスタッフが、放っておいても稼いでくれるサブサイトの売上も加わってくるので、嬉しいわけです。
なんだったらサブサイトの方が売上に特化したサイトを作るので、売上が上回るかもしれません。
そうすると、うちの会社にいるメリットが非常に高くなるというわけです。
件数が増えればさらに特単も増える可能性がありますし、相乗効果でどんどん増やすことができるというわけです。
これであれば、100万円超について成果報酬が30%でも不満はないはずです。
たとえサブサイトからの売上が発生しなくても、相互リンクでドメインパワーもアップするはずなので、どう考えても一人の力だけではないということ認識できるはずです。
これであれば、成果報酬が30%だったとしても、独立して一人でやるより、断然報酬も増えるはずなんです。
これを8月あたりからフルタイムではたらいくてくれる子にやってもらおうと思っていますね。
最初はSEOでも上がりにくいでしょうから、リスティングとかも交えてやっていこうかなと思います。穴ワードに特化すれば割と早く売上が上がると思っています。
アフィリエイト組織化、成果報酬制度をもう少し続けてみます!
以上、成果報酬制度の最大のデメリットとその改善策について書かせていただきました。
やはり、アフィリエイト組織化はなかなか難しいですよね。
単純作業をやってもらう仕事とは違って頭をめっちゃ回転してもらわないとだめですし、一人でもできてしまうので独立されるリスクもあるわけです。
ですので、モチベーションを維持してもらうのが難しいですよね。
でも、組織化にはプラスな面もあるので、もうしばらく、アフィリエイト組織化を続けてみようと思います
そして、成果報酬制度も続けます。
一人一サイトの成果報酬制度を導入した結果、その人にしか作れない良質なサイトが作れています。売上アップのために自主的に色々勉強してくれたりと、メリットはかなり高いと思います。
記事作成やアフィリリンクの設置もすべて任せていますので、完全自動化ができつつあります。
ただ、利益が目に見えていますし、自分の取り分も見えてしまうので、すべて自分でやっているのに取り分が少ないと感じてしまうという成果報酬制度の問題点が生じました。
これについては別スタッフが本サイトで見つけた穴ワードでサブサイトを作り、利益を配分するという方法で、自分一人の力ではないこと、組織にいることのメリットを感じてもらい、会社への愛着、定着率をアップさせたいと思っています。
果たしてうまくいくかどうか・・・?
結果が出るのは大分先になりそうですが、実践してみた結果をまたご報告できればと思います。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。
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