自分の周りの人が稼いでいたり、成功していたりしていると、口では「おめでとう」といいながらも、心中では嫉妬や悔しい気持ちでモヤモヤしていることはないでしょうか。
アフィリエイトのビジネスでも同じで、周りが自分より稼ぐと、祝福したい気持ちもある一方、羨ましいと思う心が出てしまい、モヤモヤして、モチベーションが下がってしまってはいないでしょうか。
さらには、同窓会等で久しぶりに会った友達が出世していて、自分よりかなり稼いでいたり、幸せそうにしていたり、高級なものを身に着けていたりしているのを見ると、まるで奪われたかのような気分になり、落ち込んだりした経験はないでしょうか。
私ももちろん、感じることはあります。
ただ、こういう気持ちは目的を達成すること、良き人間関係を築くこと、成功者にふさわしい人間になること、という点においては不要なものです。
どうしたら他人を妬まないようになるのか、私なりの解決方法をご紹介したいと思います。
1.七つの習慣に学ぶ 主体的に生きる
どうして他人を妬んでしまうのか、どうすれば嫉妬心をなくすことができるのか、そのヒントは七つの習慣という本にヒントが書かれています。
有名な自己啓発本ですが、この一つ目の習慣に「主体性を発揮する」ということが書かれています。
多くの人は自分では直接変えることができない「関心の輪」という領域に集中して、反応的に生きています。
自分では直接変えることができない領域とは
例えば、上司の言動や態度、恋人が自分の思うように動いてくれないこと、友達の言動だったり、結婚している人であれば、夫や妻の行動、子供の態度、はたまた消費税が高くなることだったり、政府に対する不満だったりと、自分では直接変えることができない領域のことを言います。
この関心の輪に集中している人は飲み会の席でも愚痴ばかりになってしまいます。
「どうして、あの上司は無茶ぶりばかりしてくるんだ」
「あの部下の態度が気に入らない」
「夫が全然家庭のことを考えてくれない」
「彼女は全然僕のことをわかってくれていない」
周りが稼いでいるということも実はこの自分では直接変えることができない関心の輪の領域になります。
この関心の輪に集中してしまうと、自分では直接変えることができない領域のため、物事は解決せず、ストレスが溜まり、また、うまくいかないのは他人のせいになるため、主体的な人生を送ることができません。
では、どうすれば良いか。
七つの習慣では関心の輪ではなく、自分で直接変えることができる領域「影響の輪」に集中すべきであると書かれています。
例えば上司との関係であれば、自分の説明の仕方であったり、仕事のやり方であったり、コミュニケーションの方法であったりと、自分で直接変えれる領域に働きかけます。その結果、上司との関係も良好に近づいていきます。影響の輪が広がり、関心の輪の領域にも達することができるというわけです。
夫婦関係、恋人関係も同じです。相手に治してほしいところがあるとすれば、その不満を言うだけではなく、直接自分で変えることができるところから始めていき、相手に影響を与えていくことが主体性を発揮することにつながり、いい結果を生むはずです。
自分の周りが稼いでいるという場合ですが、周りが稼ぐか稼がないかは自分ではどうすることもできない領域です。その領域に集中していても何も解決しません。何が不満かというと自分が稼げていないのが不満のはずです。まずは直接変えることができる領域、すなわち、自分が稼ぐようになるということに集中していきましょう。
周りが稼いでいるという自分では直接変えることができない関心の輪に集中するのではなく、自分で直接変えることができる影響の輪に集中し、稼ぐように努めよう。
2.全員で幸せになるという豊かな心を持つ WinWin
本来自分の周りが稼いで幸せになっていくのであれば、喜ばしいこと、ただ、どうしてか、誰かが幸せになれば、誰かが犠牲となるという考えが染みついてしまっているようです。
他人の成功を妬まず心から祝福できるようになるためには、全員で幸せになるという心を持つことが必要です。
他人が成功したらまるで自分のものが奪われたかのうように感じるのではなく、全員で幸せになることは可能だということを意識するようにしましょう。そうすることによって、WinWinの関係を築くことができます。
仮に自分が稼いでうまくいったときはそれを独り占めするのではなく、お互いに情報共有して、お互いにとってプラスになり、相乗効果でさらに売上が伸びていくはずです。
全員で幸せになるという考えを持てば、自分の周りの人の成功はむしろ嬉しい出来事、自分も参考にして成功に近づく努力をしよう。
3.劣等感を発奮材料に利用する アドラーの心理学
自分の周りが成功するとやはり悔しいという気持ちも湧いてくるかと思います。劣等感も感じるかと思います。これを発奮材料に利用する、アドラーの心理学に学びましょう。
アドラーの心理学によると、劣等感をもつことは問題ではないと考えています。それは自分が劣っていると考える主観的な劣等コンプレックスを持てということではなく、理想の自分に対しての劣等感をもち、それを目指し、努力することをすすめています。劣等感を発奮材料にするとうことですね。
周りの人が稼いでいた場合、決して自分が人間的に劣っている、自分はできない人間だと思って落ち込むのではなく、稼いでいる人を一つの目標として発奮材料とすることで、モチベーションを高めることができるはずです。
劣等感をマイナスと感じるのではなく、発奮材料にして前進していこう。
他人の成功を妬まず豊かな心を持つためには まとめ
以上、他人の成功を妬まず豊かな心を持つための方法について書いてみました。
何を隠そう、私自身も若いころは他人の成功が羨ましくて、妬む心しか湧いてこなかったですね。周りの成功で自分の気分が振り回される、人間的に少し問題のある人格だったかと思います。
ですが、七つの習慣や嫌われる勇気等の本と出合い、今までなんて無駄な事に力を使っていたのだろうかと、考えさせられました。
豊かな心を持ち、多くの人と成功や幸せを分かち合えるような心を持った人間を目指して日々精進していきたいと思います。
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